ボイトレで音区を知る方法 その2
ボイトレと音区について説明している続きです。
先ほどお話した胸声から、そのまま発声練習を続け、胸に響かせた状態で、音を上げていきます。
もう胸に響かない音までたどり着くと、共鳴する部分が移動しているのがわかりませんか?
音を上げることによって、違う部分、例えば顔や頭に共鳴する場所が移ってきます。
声が高くなると、声帯が薄くなり、一部分を閉めて声が高くなるわけです。
よって、振動形態が変わったことになり、次の「声区」になって行くのです。
胸声から音を上げて行きますと、次に「頭声」になります。
声帯としては胸声より振動の数が多くなってきます。
声帯は今度は薄く合わさって、部分的に閉じられた状態になります。
胸の方には、もうそれほど共鳴しなくなります。
実際は咽頭の上で共鳴しているものの、自分では頭で声が鳴っているイメージがします。
このようなことから頭声と呼ばれます。
そしてさらに音を上げていくと「ファルセット」の状態になります。
ファルセットの時、声帯は、頭声よりもさらに薄く合わさった状態です。
声帯の閉じられた部分が、ずっと少なくなります。
もしくは、声帯の縁に沿っている粘膜が振動して、ファルセットの声が出るという節もあります。
どうしても細くなりがちなファルセットの声ですが、声量を出す方法はあるのでしょうか?
出す息も、それほど強くありませんからファルセットで声量を上げることは出来ません。
このような状態は、俗に裏声と呼ばれています。
ファルセットよりも「裏声」と言われれば、聞きなれた言葉ですね。
ボイトレでこれらの音区を把握する方法ですが、声を出しながら、今、体のどこに共鳴しているかを意識することです。
更に強く共鳴させると、声量も大きくなってきますから、がんばってトレーニングしましょう。
PR
いつのまにか借入会社が
複数にまたがってしまった・・・
そんな時は、借金を1つにまとめてみませんか?
借金を低金利一つにまとめて減額しよう
おまとめローン一覧
5件以上でも大丈夫ですよ